日本一遅〜いのが売り物のこの列車。1998年夏、オハフ51系改造の新車に置き換えられ、ハイデッカータイプにグレードーアアップされた。一部指定席が設けられ、唯実に座って旅できる。また、機関車をつけ換えるために生じる時間と手間を省くために、編成最後尾のトロッコ客車に簡易運転台を装備。折り返し駅での機回し(機関車を反対側につけ換えること)作業が解消されている。もっとも個人的には、いわばトロッコ列車のセレモニーともいうべき「機回し風景」が見られないのは、ちと寂しい…。トロッコ車3両+一般客車(悪天候時の避難用)1両の編成で運転される開放感たれ、日本と思えないほどスケールのっぷりに満喫できる。また、冬季にはこの編成で「流氷ノロッコ号」(網走〜知床斜里)が運行される。こちらは日本一遅〜くて、しかも日本一寒〜い列車として売り出し中だ。流氷を見たい方で、寒さにも強い方は一度乗車してみ一北海道きってのリソートヘー1998年まで「くしろ湿原ノロッコ号」で使われていた車両を転用し、1999年夏にリニューアル編成として登場。その結果、3往復に増発された人気列車だ。「くしろ湿原ノロッコ号」同様、ハイデッカー・タイプで一部指定席あり。沿線に広がる美しいラベンダー畑や川園風景がパノラミックに望め、まさにトロッコ列車の真骨頂だ。西中〜中富良野間に設けられた夏季限定の臨時駅、「ラベンダー畑」にも停車する。なお、美瑛〜富良野間迎行の列車は2往復だが、旭川〜富良野間は1往復のみ。しかも下り旭川発は午前中、中上り旭川着は夕方の運行だ。旭川発に下り「ミッドナイト」から乗り継ぐ場合は、ワープが必要になるので注意してほしい。
フランスのレストランではワインがつきものだ。あるワイン通に言わせると正しいワインの飲み方は「色、香り、含んで、噛み、バラ(ンス)、ゴクリ(と飲む)、フウ(と残り香を吐き出す)」の順だそうだ。それで旨いなら「ボンボン」(フランス語で良い、良い)とつぶやけばいいのだという。ではそれをどうやって試すか。まず色の見方である。親指を上に、曲げた人さし指を下に添えて挟み持つのがテイスティングホールド。この持ち方で決めて少量のワインの注がれたグラスを回す。そしておもむろに着ている白いワイシャツのカラーの部分、なければナプキンなどの白い部分にかざして色を確かめる。赤ワインの場合、グラスに注がれたふちに透明な層があり、ワインレッドの色が濃く輝いているのがベストだ。そしてグラスの内側についたグリセリンが均一で狭い山の形を描くのが良いとされる。次に香りだが、これは鼻ごとグラスの中に入れて豪快に嗅ぐ。ワインには果実香のアロマと熟成度を見分けるブーケの香りがあり、それを鼻腔の奥まで吸い込んで嗅ぎ分けるのだ。そして口許をすぼめたまま「シルルルッ」という音を発して空気を吸い、口全体にワインを行き渡らせてテイスティングを行う。その場合、口に含んだワインを噛むように回し、味のバランスを確かめる。完璧を期すならその年に飲むべき熟成したワインを選び、4日前に寝かせておいたワインを立てて澱を沈めておく。そして赤ワインなら飲む1時間前に栓を開け、白なら飲む15分前に開けておかなければならない。本格的にワインを語るにはこうした手順をごく自然に行わねばならないのである。ボトルに貼られてあるラベルも実に奥が深い。まずそもそも紙片をラベルと読んではいけない。正しくは「エチケット」。フランス語で荷札や身分証明書のことで、つまり中に何が入っているかを示す証明書である。礼儀を知らない人をエチケットがないと言うが、これはそんな人は社会的に貼るべきレッテルがないという意味なのだ。だからラベル(エチケット)を見れば、そのワインが社会的にどう評価されているかが読みとれる。その読み方をお教えしよう。フランスのワインは大きく分けてヴァン・ド・ターブル(VinsdeTable)と指定地域優良ワインに分けられ、それが更に2種類ずつ、計4種類に分かれる。
鹿児島の醤油などは糖分を加えてコメカミが痛くなるほどさらに甘く調味している。一度、鹿児島に滞在したことがあるが、ひと晩でこのべたつきかげんの甘口醤油に閉口し、翌日はスーパーで千葉産の辛口醤油を購入して、それを持って飲み歩いたほどである。しかしながら、鹿児島の人はこの甘みの強い醤油しか醤油と認めていないから、醤油もかなり保守安定志向型の調味料なのであろう。沖縄のスーパーに並んでいるローカル醤油はもちろん、鹿児島産ほどは甘くはない。『赤マルソウ』は大分県の『フンドーキン醤油』と技術提携していることもあって、おそらくはこの九州地方の醤油の甘さの流れをくんでいるのだろう。ただ、沖縄の場合、醤油を多用する料理がそれほど多くなく、辛口嗜好の人でもそれほどは気にならないようだ。実際、消費量も全国平均の6割程度でしかない。「ムム……」と、感じられるのは刺し身で食べるときくらいか。そんな人にはマイ醤油を持参されることをおすすめする。